11月23日、
13時から18時まで立教大学9号館で行われた、
「野生動物への餌づけを考える」シンポジウムに参加しました。
主催はナキウサギの鳴く里づくりプロジェクト協議会でしたが、
取り上げた動物は、キタキツネ、サル、イノシシ、野鳥全般。
ハクチョウの餌づけにより、繁殖率が上がって個体数が増えている、
など、ハクチョウ飛来数の多い新潟県にとって関係がある内容でした。
関心を引いたのは、質疑応答で、
ツキノワグマに与えるためにドングリを山にまくのは良いことか」
他地域のドングリをまくことは生態系を壊すことになるのでよくない、
という結論でした。
猟友会所属の方に聞いたところ、
「一か所にまいても、縄張り内の強いクマが食べてしまうので、里でうろついている弱いクマには効果がないのでは」
とのことでした。
生息数やすみかである森の深さが関係するため、一つの対応策で間に合うわけではなさそうです。
まもなく雪の季節。
里をうろついているクマたちが無事冬眠できますように。