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6月12日、
八十里越え友の会主催の、
「新緑の八十里越え」
に参加しました。
単純に計算すると約314kmですが、実際は25kmあまり。
道の険しさから八十里に感じるという峠道です。
実際は、道のメンテナンスが行われておらず、各所で崩落が見られ、
おそらく馬で通れた江戸時代以上にきつい道になっていました。
ツアー客は50名。
マイクロバス2台に分乗し、車両ごとに2グループに分かれます。
1グループにリーダー、サブリーダーと、エスケープルートを案内する誘導が2名。
エスケープルートは、椿尾根から戻るコースと田代平から五味沢に下りる2箇所。
ほかに、先発3名は既に現地入りしていました。
事前に下見を行い、誘導テープの設置、枝はらいなど道の整備を行ったそうです。
行程及び観察種は次のとおりです。
6:00 吉ヶ平
7:00 椿尾根
8:10 番屋峠
9:10 ブナ沢(水場)
10:10 殿様清水(水場)
11:00 鞍掛峠
12:40 田代平
(昼食)
15:20 松ヶ崎
16:10 大麻平(おおまだいら)
開花種(出現順)
エンレイソウ、タニウツギ、タチツボスミレ、ツボスミレ、ユリワサビ、アオキ、クルマムグラ、サワグルミ、オニグルミ、フジ、キリ、ミヤマカタバミ、コシノチャルメルソウ、ツリバナ、アオハダ、ホウチャクソウ、サンカヨウ、ギンリョウソウ、ハナヒリノキ(蕾)、ガクウラジロヨウラク、イワウチワ、スミレサイシン、トウゴクシロカネソウ、クロモジ、リョウブ、ウリハダカエ、ショウジョウバカマ、キクザキイチゲ、オオカメノキ、ムシカリ、カンスゲ、ミズキ、ヒトツバテンナンショウ?、ミチノクエンゴサク、ネコノメソウ、ケキブシ、トチノキ、ツクバネソウ、ズダヤクシュ、フキ、シハイスミレ、ウワバミソウ、オオバキスミレ、ミズバショウ、ホオノキ、ユキツバキ、イワカガミ、ツルアジサイ、チゴユリ、ヒメサユリ、トウゴクミツバツツジ、ヤマツツジ、ムラサキヤシオツツジ、サルトリイバラ、ヤシオツツジ、シラネアオイ、ユキザサ(蕾)、アブラチャン、ハウチワカエデ、キジムシロ、カタクリ、ニリンソウ、サワハコベ、ニシキゴロモ、アケビ、マンサク
鳥類(さえずり)
ミソサザイ、カッコウ、コルリ、ホオジロ、○○ゲラ、センダイムシクイ、ツツドリ、シジュウカラ、ホトトギス、ウグイス
その他
エゾハルゼミ(声)、ナガレタゴガエル(声)
新潟側は、ブナ坂あたりからサンカヨウの花畑の中を歩きます。
小松峰付近と松が崎にヒメサユリの蕾がちらほら。数輪咲いています。
南向きの尾根にはオオバキスミレの群落がありました。
県境木ノ根峠を越えると、ミズバショウが咲く湿原とシラネアオイの咲く谷を越えて進みます。
ブナ林をつづらに下り、突然福島側工事用道路に到着しました。
只見温泉
まで、吉ヶ平から迎えに来たバスで15分。
かけ流しの湯船につかりました。
シャワーは5つなので、混雑を避けるため、2グループで時間差到着。
おみやげに隣町南郷のトマトジュースを買って帰路につきました。
バスは、国道252号線で入広瀬まで、国道290号線で下田庁舎に到着。
19:15に解散しました。
以上です。