4月16日、
しただ郷自然くらぶの勉強会に参加しました。
9:00
長禅寺に集合。
高城城址保存会副会長の解説により、
寺宝の高城城主長尾氏肖像画諸橋轍次氏の書などを拝見。
外に出て、諸橋轍次氏及び歴代城主の墓にお参り。

野口源右衛門の墓で歴史説明は終了し、3グループに分かれてヒメサユリの小路観察会。
10:40 雨が降り出す中、出発。
登山道入り口付近にあるギフチョウの看板を見て、
ギフチョウの食草であるカンアオイカタクリの説明。
新潟県内には、ヒメギフチョウもいるそうなので、シーズンにはじっくり観察する必要がありそうです。
クロモジの花が咲いていたので、匂いをかいでみた後、
同じく芳香で知られるタムシバの香りと比較しました。
斜面で白く目立つのは、オクチョウジザクラ。
丁子=グローブに似た花姿からついた名前で、
丁子は、釘=丁に似ているからつけられた名前だそうです。
尾根に出たところで、ヒメサユリ保護のためにロープを張る杭を発見。
時期になると、イノシシとサルの食害を防ぐため、ペットボトルと匂いの付いたテープがぶら下げられます。
先に進むと、高城城址保存会会長と会長に頼まれた方がチェーンソーで伐採していました。

木が伸びて陽が入らなくなったために切ったとのこと。
コナラ、アオハダが中心。
アオハダは、幹をこすると青味がかっており、短枝が目立つのが特徴。
伐採して筒切りしたものを帰り道に藪へよけました。
門松に使うエゾユズリハ
榊の代用にするヒサカキは説明板がついています。
タムシバは、花芽の根元が成長して、開花すると北を向くという説があるそうで、
コンパスを使って確認。
そう思ってみるとそのように見えなくもないようですが、
むしろ、コンパスを持って歩いているメンバーに感心しました。
3月に登った時に「バルタン星人」「ウサギ」
と言われていたオオカメノキが白い花を咲かせています。
アカマツの林下には、不自然に感じるほど松ぼっくりが落ちており、
サルがブナの実を食べてちらかしていた話を聞き、これもサルのしわざ?でしょうか。
リスがかじった跡が、海老フライ状になるそうで、
拾った方に貸してもらって虫眼鏡で覗きましたが、食痕は見られませんでした。
はじめの眺め、眺めの松を過ぎ、
三条市の木であるゴヨウマツが生えている坂まで行って引き返すことに。
12:40 長禅寺到着。

5月の観察会の下見を兼ねて上ったのですが、
再度行うことになりました。
次回は晴天を祈ります。