5月26日、
雨降りの中、
椿寿荘
に行きました。
豪農原 田巻家の離れ座敷が田上町の所有となり、公開されている建物。
副館長さんの解説で案内していただきました。
宮大工松井角平が建てたもので、本成寺と同じ棟梁によるものとのこと。
釘を使わず、組入で作られています。
玄関と縁側で使われている会津欅一枚板、
井波彫刻の欄間、
主庭に伸びる庇を支える丸桁は、20mの1本の吉野杉で、
道中邪魔になった家を1軒壊して運んだもの。
奥座敷は部屋を船に見立てた高床式で、欄干と面取りした柱が特徴。
庭に下りて眺めるとよくわかります。

日本のお金持ちというのは、
目に見えない細部にお金をかけるものだと改めて感じました。
玄関脇のひいらぎは年数を経て葉の棘がなくなり、全縁になっていました。
その後、保内公園を訪れた後、ルパティシエ・マルコでケーキセット。
保内公園については後日書きます。
入浴のため、田上に戻り、
ごまどう湯っ多里館
で入浴。
浴槽の縁から天井まではまっている大きな窓からみはるかす田園は、気分をゆったりさせます。
休憩室があちこちにあって、それぞれ眼下に景色を楽しむ位置にあるのがおもしろい。
駐車場脇にある直売所では、梅ペーストと梅の甘煮を購入しました。